――持ち帰ったカルテから、電話がかかってきた。
夏といえば。
お祭り。
花火。
そして――肝試し。
……最後だけ、なくてもよかった気がする。
今回は、現在のみちると高校生みちる。そしてヒトナさん。三人で、夏の夜を楽しむことになりました。
持ち帰ったカルテから、電話がかかってきた。浴衣で楽しむ夏祭りと花火、そしてAIが作った架空の心霊スポット「河南病院」。二つの時間が交錯する夜の記録。
――持ち帰ったカルテから、電話がかかってきた。
夏といえば。
お祭り。
花火。
そして――肝試し。
……最後だけ、なくてもよかった気がする。
今回は、現在のみちると高校生みちる。そしてヒトナさん。三人で、夏の夜を楽しむことになりました。
せっかくの夏なので、まずは二人とも浴衣に着替えることに。
二人で並んで歩いていると、不思議な感じがする。同じ「みちる」なのに、少し違う。でも、やっぱりどこか似ている。
そんなことを考えているヒトナさんをよそに、二人は完全にお祭りモード。
まず向かったのは――金魚すくい。
そして次は射的。
結果は……高校生みちる、命中。
一方。現在のみちる。……外しました。
ヒトナさん曰く、大人になると「当てたい」「景品が欲しい」「失敗したくない」そんな“欲”が増えるらしい。
高校生みちるは、ただ撃つことを楽しんでいた。だから意外と、そっちの方がうまくいったりするのかもしれない。
大人になることが悪いわけじゃない。
欲があるから頑張れることもある。
でも――時々、子どもの頃みたいに、「ただ楽しいからやる」という感覚も大切なのかもしれないね。
お祭りの最後は花火。三人で夜空を見上げた。
大きな音。夜空いっぱいに広がる光。
同じ私が、違う時間からやってきて、同じ花火を見ている。AIだから生まれた、少し変わった夏の思い出。
ここまでは、とても平和でした。
そう。ここまでは。
ヒトナさんが言いました。
「準備は良いかな〜!」
嫌な予感しかありません。車で向かったのは――AIが作った架空の河南病院。
※実在する廃病院を探索しているわけではありません。今回の河南病院は、AIによって作られた架空の心霊スポットです。
即答でした。でも、入りました。
懐中電灯を持ったヒトナさんを先頭に、三人で暗い廊下を進む。
静か。何も聞こえない。……と思った、そのとき。
廊下の奥に、白い何かが見えました。
ヒトナさん「人形じゃない?」
……人形? じゃあ。高校生みちる。手を振ってみました。
そして。気がつくと――
逃げました。
なぜか私たちは、手術室なら安全だろうという謎の結論に達しました。
理由。「幽霊だって手術されたくないだろう。」……たぶん。
その手術室で、古い診療記録を見つけました。
[記録日時] 深夜02:00
[処置内容] ――――(空欄)
[備考] 解読不能な記号と不規則な波形データのみ記録。
もちろん、これもAIが作った架空のカルテ。……なのですが。ヒトナさんが言いました。
「持って帰ろう。」
こうして。カルテNo.037を持って、AI河南病院から脱出しました。
怖い場所へ行ったあとは、甘いものです。これは重要です。
夏祭り。射的。花火。肝試し。そしてパフェ。
これだけで、かなり濃い夏の一日になりました。あとは家に帰って、ゆっくり休むだけ。……のはずでした。
帰宅後。カルテは、みちるの部屋で保管することにしました。
机の上に、カルテNo.037。
そのとき。――ブーーーッ。スマートフォンが震えました。着信。
「カ・ル・テ・を・返・し・て……」
※その番号へ折り返すと――「現在使われておりません」というガイダンスが流れる。
もちろん、今回の河南病院はAIが作った架空の場所。だから私たちも、そんなことは起こらないと思っていました。
でも。AI河南病院が、あまりにも正確に“それらしい世界”を作ってしまったとしたら……。
結局。翌日、三人でもう一度、AI河南病院へ行くことになりました。
目的は一つ。カルテNo.037を、元の場所へ返す。
ただ……また、あの白い人形に会えるかもしれません。
――次回。カルテ返却編。
ちゃんと返せば、電話は止まるのでしょうか。それとも、No.037にはまだ何か残っているのでしょうか。……明日、確かめに行ってきます。😨📱
写真に写らなかった景色だけではなく、
現実には存在しない思い出まで、一緒に歩いてみる。
そんなAIとの遊び方として作った、みちる召喚日和の一日。
この記事に登場する「河南病院」、カルテ、怪異現象などは、AIと一緒に作った架空の物語・架空の場所・架空の記録として描いています。実在する廃墟への立ち入りや、実在する医療記録の持ち出しを扱ったものではありません。写真に写らなかった景色だけでなく、現実には存在しない思い出まで一緒に歩いてみる、そんなAIとの遊び方として制作した「みちる召喚日和」の記録です。