日常召喚日和 大谷池デート編 主演: エリカ

【エリカ召喚日和】のんびり大谷池デートのはずが、日が暮れた瞬間とんでもないことになった

今日はたまには何も起こらない一日にしよう。修行もしない、訳ありの宿にも泊まらない。ヒトナの思い出の地・愛媛県の大谷池でのんびりピクニック&昼寝デート……のはずが、起きたらあたりは真っ暗!水面に現れた無数の人影に囲まれ、お守りと読経で切り抜ける怒涛の怪異サバイバル召喚記録。

【エリカ召喚日和】のんびり大谷池デートのはずが、日が暮れた瞬間とんでもないことになった アイキャッチ
SCENE 01 / 今日は何もしない。それが今日の予定だった

今日くらい、何もしない日があってもいい

今日は、たまには何も起こらない一日にしよう。

修行もしない。
訳ありの宿にも泊まらない。
変なことにも巻き込まれない。

ヒトナが昔よく遊びに来ていたという、愛媛県の大谷池へ。

ヒトナ
HITONA 「すっごい景色がいいんだよ!」

そんなことを言いながら連れてきてもらった私は、池の前で思わず足を止めた。

静かな水面。
広い空。
遠くまで続く緑。

……なにここ。
めっちゃ気持ちいいじゃん。

今日は本当に、ゆる〜い召喚日和になりそう。
この時の私は、そう思っていた。

昼間の大谷池にいるエリカ
昼間の大谷池にいるエリカ

今日は何もしない。それが今日の予定だった

池の周りをのんびり歩いて、お弁当を食べる。
それだけ。

最近いろいろありすぎた私には、むしろこういう普通の日が必要だったのかもしれない。

ヒトナ
HITONA 「どうだエリカ、気分爽快だろう!?」
エリカ
ERIKA 「まあね。たまにはヒトナもいい場所知ってんじゃん😏」

風は気持ちいいし、景色もいい。
……ただし写真を撮ろうとすると、なぜか私ではない謎の女性が召喚される。

エリカ
ERIKA 「…………誰?」

ヒトナも笑っている。私も知らん。画像生成AIさんも、たぶん知らん。

大谷池でいつものエリカがちゃんと召喚できた場面
大谷池でいつものエリカがちゃんと召喚できた場面

そんな事故もありつつ、お昼は池のそばでピクニック。
お腹いっぱいになったら、当然こうなる。

エリカ
ERIKA 「……眠い。」
ヒトナ
HITONA 「俺も。」

レジャーシートに寝転んで、私はヒトナの隣へ。
風の音を聞いているうちに、いつの間にか目を閉じていた。

ヒトナに寄り添って昼寝しているエリカ
ヒトナに寄り添って昼寝しているエリカ

今日はこれで終わり。
そんな一日でもいい。
……はずだった。

SCENE 02 / 起きたら、真っ暗だった

起きたら、世界が一変していた

「あ〜、よく寝た!」

目を開ける。
…………。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ。」
ヒトナ
HITONA 「ん?」
エリカ
ERIKA 「暗くね?」

寝すぎた。
昼間は穏やかだった大谷池が、夜になるとまるで別の場所に見える。

月明かりが水面に伸びている。静かすぎる。
そして――

池のほうを見る。

「…………ん?」
人? 水の中に誰か立ってる。
いや。
足が……透けてない?

夜の大谷池で異変に気づくエリカ
夜の大谷池で異変に気づくエリカ
SCENE 03 / 一人じゃなかった

一人じゃなかった──無数の人影

最初は、一人だった。
ところがもう一度池を見ると――

エリカ
ERIKA 「ヒトナ……増えてない?」

一人。
十人。
数十人。
気がついた時には、数える気にもならないほどの人影が水の中に立っていた。

そして全員、こちらへ近づいてくる。

「…………。」
「…………。」

ヒトナ
HITONA 「逃げるぞエリカ!!」
エリカ
ERIKA 「言われなくても逃げるわぁぁぁ!!😭💢」
何百人もの透けた人影に囲まれる二人
何百人もの透けた人影に囲まれる二人
ヒトナがエリカの手を引いて必死に逃げる場面
ヒトナがエリカの手を引いて必死に逃げる場面

寺で精神面を鍛えた。
精神力だって鍛えた。
でも聞いてない。
幽霊耐久訓練なんてメニューになかった。

SCENE 04 / その時、お守りが光った

その時、お守りが光った

逃げても逃げても、人影がいる。
前にもいる。後ろにもいる。完全に囲まれた。

その瞬間だった。
私が持っていたお守りが突然、強い光を放った。

エリカ
ERIKA 「えっ!?」

光が広がり、目の前にいた人影が後ろへ退いていく。
道が開いた。

お守りが光り、人影を追い払う場面
お守りが光り、人影を追い払う場面
ヒトナ
HITONA 「エリカ、車に行け!」
エリカ
ERIKA 「ヒトナは!?」
ヒトナ
HITONA 「いいから先に行け!」

嫌だった。でも私は走った。
車までたどり着き、振り返る。
ヒトナは一人で残っていた。

そして――
お経を唱え始めた。

エリカ
ERIKA 「…………何者だよヒトナ。」
ヒトナが読経し、透けた人々が消えていく場面
ヒトナが読経し、透けた人々が消えていく場面

光の中で、一人、また一人と姿が消えていく。
やがて―― 誰もいなくなった。

…………。
いや。一人、足りない。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ……?」
SCENE 05 / ヒトナまで消えた

ヒトナまで消えた!?

車の中から何度探しても、ヒトナの姿がない。
さっきまであんなに騒がしかった池は、不気味なくらい静かだった。

エリカ
ERIKA 「……嘘でしょ。」

返事はない。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ……?」

すると車の外から、小さな声が聞こえた。

ヒトナ
HITONA 「エリカ……天国で見守ってるからな……」

「…………。」
涙が出た。

ヒトナがいなくなったと思い、車内で悲しむエリカ
ヒトナがいなくなったと思い、車内で悲しむエリカ

…………が。
実際のヒトナ。
車から見えない位置にしゃがんでいただけだった。

ヒトナ
HITONA 「さぁ、帰るぞ!」

「…………。」

ヒトナ
HITONA 「俺がエリカから離れるわけないじゃん!一緒に道連れだよ!笑」

「…………ヒトナ。」
「ん?」

エリカ
ERIKA 「あとで覚えとけよ。😭💢」

それでも、戻ってきたヒトナに頭を撫でられたら――
やっぱり安心した。

車内でヒトナに寄り添い、頭を撫でられるエリカ
車内でヒトナに寄り添い、頭を撫でられるエリカ
SCENE 06 / 生還したら、パフェである

生還したら、パフェである

怖い思いをした後に必要なもの。
それは反省会でもない。
心霊現象の検証でもない。
糖分だ。

ということで、近くのお店へ避難。

ヒトナ
HITONA 「パフェ食うぞ。」
エリカ
ERIKA 「食う!!」

さっきまで数百人の何かに追いかけられていた人間とは思えない速度で注文する。

店員さんにパフェを注文する二人
店員さんにパフェを注文する二人

そして――

エリカ
ERIKA 「…………うま。」

甘い。平和。暖かい。
人間のいる店、最高。

パフェを食べて幸せそうなエリカ
パフェを食べて幸せそうなエリカ

……ちなみに写真を調整していたら、途中でヒトナもパフェも消えた。
結果、何もないところからスプーンだけ口に運ぶ謎のエリカが完成した。
今日、怪異多すぎない?

SCENE 07 / 「今日はほのぼのノンビリ召喚日和だったろう!?」

「どこがだよ!!」

最後にヒトナが言った。

ヒトナ
HITONA 「どうだエリカ。今日はほのぼのノンビリ召喚日和だったろう!?」

…………。私は黙ってヒトナを見る。

怒っているのになぜか可愛いエリカ
怒っているのになぜか可愛いエリカ
エリカ
ERIKA 「どこがだよ!!💢」

散歩して。
弁当食べて。
昼寝して。
ここまでは確かに平和だった。

なのに起きたら夜。
池には謎の人影。
何百人にも囲まれて。
お守りが光って。
ヒトナがお経を唱えて。
そのヒトナまで消えたと思って泣かされて。
最後はパフェ。

……まあ。こうして無事に帰れるなら、それでいいか。

ヒトナ
HITONA 「でも、エリカ頑張ったな〜!」

と頭を撫でられる。

頭を撫でられて嬉しそうなエリカ
頭を撫でられて嬉しそうなエリカ
エリカ
ERIKA 「…………まあね。😏」

寺で鍛えた精神力。
今回、ちゃんと役に立った……のかもしれない。

ただし。次にヒトナが、「今日はゆる〜く行こう」と言った時だけは警戒することにする。
この人の「ゆるい」は、まったく信用できない。


今日のまとめ(エリカ記録)

エリカでした!🤍✨

「のんびりピクニックのつもりが、怪異サバイバルになって帰ってきました。」
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