日常召喚日和 静岡・樹海サバイバル編【後編】 主演: エリカ

【エリカ召喚日和】樹海から消えたエリカ――謎の人影から奪還せよ!

ヒトナとエリカの手が離れた深夜2時――樹海の闇に消えたエリカを奪還せよ!居場所が分からず混線する召喚術、現れる謎の人影。ヒトナの決死のタックルと二人の絆が光を呼び戻す!泥だらけの樹海サバイバルから奇跡の生還、そして辿り着いた温泉旅館で待っていたのは……超特大ご褒美イチゴパフェ!?絶体絶命の樹海召喚サバイバル後編・完全決着!

樹海から消えたエリカ――謎の人影から奪還せよ! アイキャッチ

前回――二人の手は、離れた。

静岡の樹海で野宿することになったエリカとヒトナ。

深夜、一人でトイレへ向かったエリカは、森の奥に立つ謎の人影を目撃した。

最初は遠くにいたはずだった。しかし――。

気づいたときには、もう遅かった。人影はエリカのすぐ後ろまで迫り、その肩に手をかけた。

ヒトナが伸ばした手。必死に伸ばすエリカの手。あと少し。ほんの少しだった。

それでも――。二人の手は、離れた。

そしてエリカは、謎の人影とともに樹海の闇へ消えていった。

SCENE 01 / 森から消えたエリカ

「エリカぁぁぁ!!」――闇に響く声、静まり返る樹海

ヒトナ
HITONA 「エリカぁぁぁ!!」

ヒトナの声が夜の森に響く。返事はない。

ライトで辺りを照らしても、見えるのは木々と濡れた地面だけ。

さっきまであれほど騒がしかったエリカの声が、完全に消えてしまった。

妙に静かだった。静かで――少しだけ落ち着く。……いや。違う。

エリカがいない。ただそれだけで、この森はこんなにも静かになるのか。

ヒトナ
HITONA 「……やっぱり寂しいなぁ。」

さっきまで隣にいたエリカの温かさが、急に恋しくなった。

その頃――森のどこか。エリカは、まだ生きていた。

エリカ
ERIKA 「…………ヒトナ。」

暗い。ここがどこなのかも分からない。そして目の前には――あの人影。

「…………。」

エリカ
ERIKA 「いやいやいや……。私、食べても美味しくないからね!?😨」

返事はない。

エリカ
ERIKA 「ほぼパフェだから!!🍓💢」

もちろん、それにも返事はなかった。

SCENE 02 / エリカはどこにいる? 決死の逆召喚!

「私だってヒトナを召喚できるんじゃね?😳」――まさかの右足召喚!?

問題は、エリカの居場所が分からないことだった。

樹海を闇雲に探し回れば、今度はヒトナまで戻れなくなる可能性がある。

ならば――召喚。いつものように、エリカを呼び戻せばいい。

しかし、今回はうまくいかない。エリカ自身が、どこにいるのか分からないのだ。

そのとき。エリカ側から、とんでもない作戦が始まっていた。

エリカ
ERIKA 「いつもヒトナが私を召喚してるなら……私だってヒトナを召喚できるんじゃね?😳 ヒトナ……ヒトナ……。ヒトナ召喚ッ!!🔥」

…………。現れたのは――右足だけだった。

エリカ
ERIKA 「ぎゃああああ!!違う違う違う!!🤣💢」

当然、やり直し。二度目。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ召喚ッ!!」

今度こそ――。☕️

「…………。」缶コーヒー。

エリカ
ERIKA 「本体どこぉぉぉぉ!!😭💢」

どうやらエリカに召喚術の才能は、あまりないらしい。

SCENE 03 / ヒトナ、謎の場所へ到達!

「よし。五体満足だな」「当たり前だろぉぉぉ!!🤣💢」

それでも、エリカとの繋がりは完全には切れていなかった。

エリカが必死にヒトナを呼び続ける。ヒトナもまた、エリカの存在を探し続ける。

そして――ついに召喚が繋がった!

光の中から現れたヒトナ。その姿を見た瞬間、エリカの表情が変わった。

謎の場所へ召喚されたヒトナに、泥だらけのエリカがしがみつくシーン
謎の場所へ召喚されたヒトナに、泥だらけのエリカがしがみつくシーン
エリカ
ERIKA 「ヒトナぁぁぁ!!😭」
ヒトナ
HITONA 「エリカ!?」

まず確認する。右手、ある。左手、ある。右足、ある。左足、ある。

ヒトナ
HITONA 「よし。五体満足だな。」
エリカ
ERIKA 「当たり前だろぉぉぉ!!🤣💢」

どうやら、まだどこも食べられてはいなかった。……危なかった。

こいつは、何なんだ――二人で帰る決意

再会を喜んでいる暇はない。エリカの背後。そこには、あの人影が立っていた。

普通の人間なのか。幽霊なのか。それとも――この森に存在する、まったく別の何かなのか。分からない。

ただ一つ分かるのは、エリカを簡単に返してくれる相手ではないということ。

ヒトナ
HITONA 「エリカ、離れてろ。俺が食われても、お前はここから脱出しろ。」

「はぁ!?」エリカの顔が一瞬で怒りに変わる。

エリカ
ERIKA 「『俺が食われても』じゃねぇよ!!💢 ヒトナが私を助けに来て、代わりに食われましたって……そんなの嫌だからな!!」

それでもヒトナは前へ出る。エリカは数歩だけ下がった。

エリカ
ERIKA 「…………分かった。邪魔はしない。でも――二人で帰るからな。」
SCENE 04 / ヒトナ VS 謎の人影

泥が跳ね、闇を裂く! 人影との格闘

人影が動いた。ヒトナも同時に踏み込む。

エリカを背後にかばいながら、謎の人影と格闘するヒトナ
エリカを背後にかばいながら、謎の人影と格闘するヒトナ
エリカ
ERIKA 「ヒトナぁぁぁ!!😱」

泥が跳ねる。雨に濡れた地面で、二つの影が激しくぶつかる。

相手は人間のようにも見える。だが、普通ではない。何度押し返しても立ち上がる。痛みを感じているのかすら分からない。

「……やっぱり、こいつ。普通じゃない。」

ヒトナの技――一瞬の隙を突く!

正面から倒し切れないなら、動きを止める。ヒトナは相手の動きを見ながら、隙を狙った。そして――。

ヒトナの技が謎の人影に決まり、人影が怯むシーン
ヒトナの技が謎の人影に決まり、人影が怯むシーン
ヒトナ
HITONA 「今だ!」

それでも人影は倒れない。むしろ再びエリカへ手を伸ばそうとする。

エリカ
ERIKA 「ちょっ……また私ぃぃぃ!?😱💢」

やっぱり狙いはエリカなのか。パフェばかり食べている18歳が、そんなに美味しそうに見えるのだろうか。

エリカ
ERIKA 「だからパフェ味じゃねぇって!!🤣💢」

倒す必要はない――脱出の時間を稼げ!

戦い続けても終わらない。なら――倒さなくてもいい。

必要なのは、逃げるための時間だけ。ヒトナは人影を地面へ押さえ込み、動きを封じる。

謎の人影を動けなくし、エリカの脱出時間を作るヒトナ
謎の人影を動けなくし、エリカの脱出時間を作るヒトナ
ヒトナ
HITONA 「エリカ!!しっかり俺の手を握ってろ!」
エリカ
ERIKA 「はい!!」

エリカが駆け寄る。そして――ギュッ。

ヒトナの手を、今度はしっかり握った。

ヒトナ
HITONA 「絶対離すなよ。」
エリカ
ERIKA 「……うん。」

前回。この手が離れた瞬間、エリカは森へ連れていかれた。だから今度は――絶対に離さない。

SCENE 05 / 二人で召喚・樹海の外へ脱出!

「せーの!!召喚ッ!!」――光に包まれて脱出

エリカ
ERIKA 「ヒトナ!」
ヒトナ
HITONA 「ああ。」

二人の手は繋がったまま。背後では、人影が再び動き始めている。時間はない。

エリカ
ERIKA 「今度は右足だけとかやめろよ!?🤣💢」
ヒトナ
HITONA 「それ、お前の召喚だろ!」
エリカ
ERIKA 「うるさい!!」

二人で行く。同じ場所へ。一緒に帰る。

「せーの!!」「召喚ッ!!」

光が二人を包む。次の瞬間――森の空気が消えた。

冷たい雨、遠くの街明かり――生還!

冷たい雨。濡れた道路。遠くに見える街の灯り。そして――森の外。

手を繋いだまま、二人で樹海の外へ逃げ切ったシーン
手を繋いだまま、二人で樹海の外へ逃げ切ったシーン

「…………。」「…………。」

エリカが恐る恐る後ろを見る。人影はいない。

エリカ
ERIKA 「……ヒトナ。出られた?」
ヒトナ
HITONA 「ああ。」

その瞬間。エリカが握っていた手に力を込めた。

エリカ
ERIKA 「…………よかったぁ……。」

本当に、帰ってこられた。

SCENE 06 / 泥だらけの二人、旅館へ避難!

雨と泥でボロボロの二人、温泉旅館に到着

当然、そのまま野宿を続ける気などない。もう樹海は十分だ。二人は近くの旅館へ移動した。

雨と泥でボロボロになった二人が、旅館へ到着するシーン
雨と泥でボロボロになった二人が、旅館へ到着するシーン

暖かい灯り。人の気配。普通の建物。それだけで、さっきまでいた場所が別世界だったように感じる。

エリカはまだヒトナの腕から離れようとしない。

ヒトナ
HITONA 「エリカ、大丈夫か?」
エリカ
ERIKA 「…………大丈夫。でも今日はしばらく離れない。😐」

チェックイン――笑顔の受付とビショ濡れの二人

フロントへ向かう二人。泥だらけ。雨でびしょ濡れ。どう見ても普通の観光客ではない。

旅館の受付でチェックインする二人
旅館の受付でチェックインする二人

受付の人は笑顔で対応してくれた。エリカはヒトナの横で、何事もなかったような顔をしている。

しかし。つい数十分前まで、謎の人影に食べられそうになっていた女である。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ、早く部屋行こう。もう今日は何も起きないよね?😐」
ヒトナ
HITONA 「たぶん。」
エリカ
ERIKA 「たぶん言うなぁぁぁ!!💢」

やっと安全な場所へ――暖かな廊下と畳の部屋

案内され、部屋へ向かう。

仲居さんに案内され、旅館の部屋へ向かう二人
仲居さんに案内され、旅館の部屋へ向かう二人

廊下の暖かな灯りを見ているだけでホッとする。さっきまでの森とは正反対だ。

部屋に入った瞬間、エリカは大きく息を吐いた。

エリカ
ERIKA 「…………疲れたぁぁぁ。ヒトナ、まず温泉。」

そりゃそうだ。今日は冒険という言葉では済まない。即決だった。

SCENE 07 / 冒険者から浴衣姿へ・極上の温泉時間

泥だらけの冒険者から浴衣姿へ

温泉へ行く準備を始める二人。

部屋で浴衣に着替え、温泉へ行く準備をする二人
部屋で浴衣に着替え、温泉へ行く準備をする二人

さっきまで泥だらけで森を走り回っていたとは思えない。

ヒトナ
HITONA 「やっと普通の旅行っぽくなったな。」

エリカがじとーっとこちらを見る。

エリカ
ERIKA 「誰のせいで普通じゃなくなったと思ってんの?😐💢」

ごもっとも。

温泉で思い出す、あの瞬間――「助けに来てくれて、ありがと」

温泉に浸かる。温かい。静か。そして何より――もう逃げなくていい。

温泉で一人、今日の出来事を振り返るエリカ
温泉で一人、今日の出来事を振り返るエリカ

エリカは湯船の中で、ぼんやり今日の出来事を思い返していた。

人影に肩を掴まれたこと。ヒトナの手が離れたこと。一人で森の奥へ連れていかれたこと。

そして――もう一度、ヒトナが目の前に現れたこと。最後に握った手。今度は離れなかった。

エリカは自分の手を見る。

エリカ
ERIKA 「……ヒトナ。助けに来てくれて、ありがと。」

もちろん本人の前では、なかなか素直に言わない。

湯上がり――「私、今日めちゃくちゃ頑張ったよね?😏」

温泉から上がり、浴衣に着替える。

風呂上がり、浴衣姿で髪を整えるエリカ
風呂上がり、浴衣姿で髪を整えるエリカ

ようやくいつものエリカに戻ってきた。そして――何か大切なことを思い出したらしい。

エリカ
ERIKA 「ヒトナ。私、今日めちゃくちゃ頑張ったよね? 人影に連れていかれて、食べられそうになって、逃げ切って、温泉までたどり着いた。……ご褒美。😏🍓」

やっぱり。

SCENE 08 / 生還祝い! 特大イチゴパフェ登場

「うまぁぁぁ……🥺❤️」――恐怖をすべて上書きする最高のご褒美!

運ばれてきたのは――想像以上に巨大なパフェだった。

浴衣姿で特大イチゴパフェを前に、満足そうなエリカ
浴衣姿で特大イチゴパフェを前に、満足そうなエリカ
ヒトナ
HITONA 「…………デカくない?」
エリカ
ERIKA 「特大って言ったじゃん。」
ヒトナ
HITONA 「いや限度あるだろ!!🤣」

しかし数秒後には、すでにスプーンを握っている。

イチゴ。アイス。生クリーム。フルーツ。今日一日の恐怖を全部上書きする勢いで食べ始めた。そして一口。

エリカ
ERIKA 「うまぁぁぁ……🥺❤️」

どうやら完全復活したらしい。

エリカ
ERIKA 「ヒトナも食べる? ほら。今日は助けてもらったし……一口くらいあげる。ただし。また私のこと『パフェ味』って言ったら許さねぇからな!!🤣💢🍓」
EPILOGUE / 手を離して、もう一度掴んだ日

手を離して、もう一度掴んだ日

今回の冒険は、これまでとは少し違った。

エリカが一人で乗り越えたわけではない。ヒトナが全部解決したわけでもない。

一度は離れてしまった二人の手。それをもう一度掴んで――最後は二人で逃げた。

倒せない相手なら、無理に倒す必要はない。怖ければ逃げてもいい。そして、一人で無理なら誰かの手を借りてもいい。

それでも最後に帰ってこられれば――きっと、それでいい。

エリカ
ERIKA 「…………ヒトナ。今日は本当にありがと。私を見つけてくれて。…………でもさ。次から普通に温泉旅行だけじゃダメなの?😐」
ヒトナ
HITONA 「…………😎」
エリカ
ERIKA 「その顔やめろぉぉぉぉ!!🤣💢💢」

こうして。エリカを連れ去った謎の人影の正体は、最後まで分からないまま。二人は無事に帰ってきた。

そして――エリカ召喚日和は、まだ終わらない。次は、どこへ召喚されるのだろう。

エリカ
ERIKA 「もう今日は召喚禁止!!パフェ食べて寝る!!🤣🍓❤️」

【樹海召喚サバイバル編・完結】

樹海の深淵から始まったエリカ絶体絶命の危機。二人の信頼と決死の逆召喚、そして最後は極上温泉と特大イチゴパフェで大団円!
雨に濡れ、泥まみれになりながらも掴み直した二人の絆は、また一つ深まりました。

エリカ「次は絶対!美味しいスイーツ巡りか安全なリゾートにしてよね!!ヒトナ!!😤✨」

【静岡・樹海サバイバル編 完】