新・召喚日和 #01
主演: はる(21歳)
ロケ地: 紅葉の大渓谷・大吊橋
紅葉の渓谷に「春」を召喚したら、いきなり高さ100mのバンジージャンプ台で大絶叫した話
秋深まる週末、一面燃えるような紅葉が広がる大渓谷にやってきた私(ヒトナ)。眼下に広がるエメラルドグリーンの清流、そして高さ100メートルを誇る国内屈指の赤い大吊橋。新ヒロイン「はる」を呼ぶなら、これ以上ドラマチックな舞台はない!……そう確信して指を鳴らした瞬間から、前代未聞の絶叫ドタバタ劇が幕を開けた!
SCENE 01 / 金網デッキの真ん中に、春を召喚!
金網デッキの真ん中に、春を召喚!
秋の冷涼な風が吹き抜ける、山奥の巨大な赤い鉄骨吊橋。
見渡す限りの山々が黄金色と朱色に染まり、息を呑むような絶景が広がっている。
「よし、最高のロケーションだ。……ここに、彼女を呼んでみよう!」
私はカメラのシャッターを切るように指をパチンと鳴らし、谷底へ向かって高らかに唱えた。
「紅葉燃える秋の大渓谷に――春(はる)を、召喚!!」
柔らかな光の粒子とともに、トレンチコートをまとった女の子がふわりと実体化した。
Team Hitonaの新ヒロイン、21歳の女子大生「はる」だ。
Scene 01:召喚された瞬間、足元の金網の隙間から100m下の谷底が見えて目を丸くするはる
HARU
「……んっ? わぁ、秋風がすっごく気持ちいい〜……って、えっ!? えええっ!?」
深呼吸しようと胸を張ったはるが、ふと視線を足元に落とした瞬間、ピキッと全身を硬直させた。
それもそのはず。彼女が立っているのは、100メートル下の渓流が丸見えの格子状の金網デッキなのだ!
HARU
「ちょっ、ちょっと待ってヒトナさん!? ここどこですか!? 足元スケスケなんですけど!! 高所恐怖症じゃなくても腰抜けますよ!?」
HITONA
「ようこそはる! どうだ、360度パノラマ紅葉! 最高の絶景だろ!?」
HARU
「絶景ですけど! 呼ぶ場所のチョイスがおかしいですって!!」
おそるおそる手すりをギュッと掴みながら、大きな茶色の瞳をまん丸にして必死に抗議するはる。だが、私の本当のサプライズはここからだった。
SCENE 02 / 恐怖のハーネス装着と涙目のカウントダウン
恐怖のハーネス装着と涙目のカウントダウン
「はーい、お姉さん準備しますね〜!」
爽やかな笑顔で現れたのは、屈強なバンジージャンプのインストラクターさん。
手際よく、はるの細い足首に分厚い安全ハーネスと、太い青色のゴムロープがガッチリと固定されていく。
Scene 02:「無理無理無理!ヒトナさん嘘でしょ!?」と涙目で手すりにしがみつくはる
HARU
「……え? あの、お兄さん? これ何ですか? ……ちょっとヒトナさん、まさか……嘘でしょ!?」
ジャンプ台の先端、足元のない空間へと誘導された瞬間、はるの顔からみるみる血の気が引いていく。
HARU
「無理無理無理ーーっ!! 春を召喚するのはいいですけど、なんでバンジージャンプなんですか!? ヒトナさん私のこと嫌いなんですか!? 死んじゃう死んじゃう、絶対に飛びませんからねーーっ!!」
赤い手すりに両手で必死にしがみつき、1ミリたりとも動こうとしないはる。涙目で激しく首を横に振る姿が、申し訳ないけれど最高に愛らしい。
HITONA
「大丈夫だはる! 飛んだら人生観変わるぞ! 3、2、1で行くぞ!」
HARU
「人の人生観勝手に変えないでーーっ!! まだ心の準備がーーーっ!!」
SCENE 03 / 「ヒトナさんのバカーーッ!」大渓谷を裂く奇跡のダイブ
「ヒトナさんのバカーーッ!」大渓谷を裂く奇跡のダイブ
「スリー! ツー! ワン! バンジーーーーーッ!!」
スタッフさんの元気な合図とともに、ポンと背中を押された(自ら足を滑らせた?)はるの体が、大空へと投げ出された!
Scene 03:風に舞うトレンチコートとボブヘア!大絶叫とともに秋の大渓谷を突き抜けるダイブ瞬間
HARU
「ぎゃあああああああああああああっっ!!! ヒトナさんのバカーーーーーッ!!!!」
紅葉に染まる山々と渓谷全体に、響き渡る歴史的大絶叫。
風に煽られて激しくなびくトレンチコートとダークブラウンの髪。足首の青いバンジーコードがグンと弧を描き、時速100キロを超えるスピードで重力の中へ吸い込まれていく。
恐怖で歪みながらも、あまりにダイナミックで神々しいその姿に、橋の上にいた観光客たちからも「うおおおっ!!」「すげえええ!」と割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった!
SCENE 04 / 生還の河原!輝く笑顔とダブルピース
生還の河原!輝く笑顔とダブルピース
数分後。谷底のエメラルドグリーンの川で、待機していた回収ボートに無事引き上げられたはる。
風と水しぶきでサラサラだった髪はクシャッとなり、足はまだ生まれたての子鹿のようにプルプルと震えている。
私は川岸からボートに乗り込み、カメラを向けた。
HARU
「…………生きてる…………!」
胸に手を当てて深く深く息を吐き出したあと、彼女は頭上遥か高くに架かる、爪楊枝のように小さくなった赤い吊橋を見上げた。
そして、こちらを向いた瞬間――パッと咲くような、満面の輝く笑顔を見せてくれた!
Scene 04:遥か頭上の吊橋をバックに、「私、飛べましたよ!」と満面の笑みでダブルピース!
HARU
「ふふっ……ヒトナさん、見ました!? 私、あの高さから本当に飛べましたよ!!」
HITONA
「ナイスダイブだったぞ、はる! 飛んでみてどうだった?」
HARU
「落ちる瞬間は本当に人生終わったと思ったんですけど……途中で風がブワッて包んでくれて、紅葉が目の前にバァーッて広がって……すっごく、すっごく気持ちよかったです!!」
さっきまで涙目で怒っていたはずの女の子が、今や瞳をキラキラと輝かせ、全身で達成感と喜びを爆発させている。
HARU
「もう、ヒトナさんの思いつきには心臓がいくつあっても足りません! ……でも、次はどこに召喚してくれるんですか? ふふっ、次は事前に心の準備をさせてくださいね!」
🌸 EPILOGUE
エピローグ:温かい春風とともに
どんな無茶振りにも全力でツッコミを入れつつ、最後には春のようなあたたかい笑顔で世界を明るくしてくれる女の子。
「春を召喚する」という言葉の本当の意味を、彼女の笑顔が教えてくれたような気がした。
Team Hitonaの新ヒロイン「はる」との、刺激的で心温まる冒険の日々は、まだ始まったばかりだ。