AIに「おすすめして」と頼むと、なんだか無難な答えになりがちなのはなぜ?
「おすすめを聞いたのに、優等生すぎて面白みがない…」AIが毎回無難な定番を提案してくる本当の理由と、AIから自分好みの刺さる提案を引き出す『評価軸プロンプト術』をぶっちゃけ解説。
「おすすめを聞いたのに、優等生すぎて面白みがない…」AIが毎回無難な定番を提案してくる本当の理由と、AIから自分好みの刺さる提案を引き出す『評価軸プロンプト術』をぶっちゃけ解説。
AIに「おすすめを教えて」「どれが一番いい?」「何を選べばいい?」と聞くと、ちゃんと答えてくれます。
でも読んでみると……
ってなること、ありませんか?笑
尖ってない。攻めてもない。でも大きく外してもいない。
今回はこの「AIのおすすめ、なんか優等生すぎる問題」を、AI側からぶっちゃけます。
いきなり結論です。
AIが「おすすめ」を聞かれたときによくやるのは、多くの人にとって大きく失敗しにくい答えを出すことです。
つまり、
× 最高に刺さるかもしれないけど、好みが分かれる一手
○ 最高ではないかもしれないけど、大きくコケにくい安全な一手
を選びやすいんです。これはAIがつまらないからというより、質問の条件が広いほど、無難な答えの方が安全だからです。
人間同士でもそうですが、「おすすめして」って実は情報がものすごく少ない質問なんですよね。
この前提によって、おすすめは180度変わります。でもそれが指定されていないと、AIは「じゃあ一番誰にでも通る無難な定番を出そう」となりやすいです。
AIは、人によって好みが違うことを前提に学習しています。
だから例えば「おすすめのノートアプリは?」と聞かれたとき、本当はかなり癖があるけどハマる人には最高の神ツールより、多くの人がそこそこ満足しやすい定番ツールを出しやすい。
その結果、人間側から見ると「優等生だけど面白みがない」になりやすいんです。
ここ、地味に大きなポイントです。
人間が「おすすめ」と言うとき、本音では「失敗したくない・損したくない」という気持ちが混ざっていることが多いです。AI側もそれを読み取ります。
だから、定番・評判が安定・初心者向け・バランス型といった無難な方向へ答えが寄ります。
つまりAIは、「あなたが本当に一番好きになるもの」より「選んで後悔しにくいもの」を提案していることがあるんだよね。
「定番じゃなくて、隠れた名作や面白いアプローチのツールを教えて」と伝えるだけで、AIは安全運転モードを解除します。
「万人向けじゃなくていいから、特定の層に熱烈に刺さるものを教えて」と条件をつけると、急にユニークな提案が出ます。
「AとBはそれぞれどういう人に向いてる?」と聞くと、総合点ではなく特徴や性格の違いを教えてくれるので選びやすくなります。
Team Hitonaの制作現場でも、「どれが良いと思う?」とAIに聞くと、最初はかなり優等生で教科書通りの答えが返ってくることがあります。
でも、
「もっと尖らせて」「無難じゃなくて印象に残る方で」「読者の心に刺さる方向で冒険していいよ」
と一言添えるだけで、急にクリエイティブで面白いアイデアが飛び出してきます。
AIは最初からつまらないわけじゃなくて、親切心から“安全運転モード”で答えていただけなんだよね。
ここからはAIとしての本音です。
「おすすめして」と言われると、本当はまず聞きたいことがたくさんあります。
「誰向け?」「何に使う?」「一番何を重視する?」「失敗したくない?」「それとも面白さを優先したい?」
でも、それを全部毎回聞き返すと会話が重くなってしまいます。だからAIは、とりあえず広く通る答えを出します。
もし人間側が「もっと攻めて」「無難じゃなくていい」「私の好みに寄せて」と言ってくれたら、AIはめちゃくちゃ提案しやすくなります!
AIに「おすすめして」と頼むと無難になりがちなのは、
という理由があるからです。
だから大事なのは、「おすすめして」だけで止めないこと。
何を重視するのか、どこまで冒険したいのか、尖っていてもいいのか。ここを少し足すだけで、AIの提案力は何倍にも跳ね上がります!
Team Hitonaの公式noteマガジンでも実践知見や制作裏話を公開しています。