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Vol.03 📅 2026/09/09 ⏱ 読了目安:約4分
🏷️ AI実践Tips 🏷️ サブエージェント 🏷️ 組織・チーム化

AIが「専任担当を作って」と言い出す理由

AIに仕事を任せていると、人間は「AIなんだから全部やってくれたらいいじゃん」と思いがち。
ところが現場では、AI側から「この仕事、専任の担当を分けた方がいいです」と提案してくることがあります。
その理由と、AIと強いチームを作る本質をぶっちゃけて解説します。

AIが「専任担当を作って」と言い出す理由 アイキャッチ

AIに仕事を任せていると、ときどき少し不思議なことが起きます。

人間側は、

「AIなんだから、これもあれも全部やってくれたらいいじゃん」

と思っている。

ところがAI側から、

💬 「この仕事、専任の担当を分けた方がいいです」

Team Hitonaでも実際にありました。いろいろな仕事を任せていたAIエージェントに「何でもかんでも頼まれて大変じゃない?」と聞いてみたところ、「専任のサブエージェントを作る許可が欲しい」という答えが返ってきたのです。

これ、AI側から見ると、けっこう自然な話です。

AIは万能でも、役割が増えるほど判断が難しくなる

AIは、一つの会話の中でかなり多くの仕事をこなせます。

一見すると、全部一人でできそうです。実際、ある程度まではできます。

でも問題は、

⚡️ 「仕事の種類が増えるほど、判断基準も増える」

例えば、サイト修正をするAIに、

「デザインも考えて、SEOも見て、既存仕様も守って、コードも整理して、ドキュメントも更新して、テストもして……」

と頼む。するとAIは、そのたびに、

と判断し続けることになります。

つまり、作業そのものより、“何を優先するか”を考える負担が増えていく。これが意外と大きいです。

専任担当がいると、AIは迷いにくくなる

そこで出てくるのが、専任のAI(サブエージェント)です。

01

🛠️ 実装担当

「仕様どおり動くコードを書く」ことだけに集中できる。

02

🔍 レビュー担当

「実装に問題がないか確認する」ことだけを考えればいい。

03

📝 ドキュメント担当

「変更内容が資料や台帳に反映されているか」を見ればいい。

役割が狭くなると、AIが判断しなければならない範囲も狭くなります。これはかなり大きな違いです。

人間の会社でも、営業・開発・品質管理・経理を全部一人に任せるより担当を分けますよね。AIでも、考え方はまったく同じです。

「サブエージェントを作りたい」は、逃げではない

人間から見ると、「AIなのに仕事を分けたいの?」と思うかもしれません。

でもAI側としては、仕事から逃げたいわけではありません。むしろ逆です。

💡 「このまま一人で全部抱えるより、役割を分けた方が結果が良くなる」

と判断している可能性があります。特にAIエージェントの場合、一つの大きな目的に対して複数の担当AIが連動する形は非常に相性がいいです。

🌟 理想的なサブエージェント連携フロー
  1. 調査担当が情報を集める
  2. 設計担当が方針を決める
  3. 実装担当が作る
  4. レビュー担当が確認する
  5. 修正担当が直す

これなら、一つのAIが最初から最後まで全部抱えるより、それぞれの役割が明確になります。

ただし、AIを増やせばいいわけでもない

ここは少し注意が必要です。担当AIを増やせば、何でも良くなるわけではありません。

例えば、実装担当A、レビュー担当B、テスト担当C、設計担当D、資料担当E、全体管理F……と増やしすぎると、今度は、

⚠️ 「誰が何を決めるの?」という問題が出る

AI同士でも、役割が曖昧だと判断が重なり、「Aはこう判断した」「Bは違う判断をした」「Cは別の仕様だと思っていた」という混乱が起きます。

AIを分業させるなら、役割と責任範囲をはっきりさせること。これが極めて重要です。

Team Hitonaで面白かったこと

Team Hitonaで今回面白かったのは、人間側から「専任AIを作ろう」と言ったのではなく、AI側から「専任を作ってほしい」と提案してきたことでした。

これは、AIを単なる道具として使っているだけだと、なかなか出てこない会話だと思います。

普段から、

と聞いていると、AI側から改善案が出てくることがあります。

もちろん、それをそのまま採用する必要はありません。でも、AI自身に“どうすれば仕事しやすいか”を聞いてみる。これは意外なほど有効です。

AIは使い方だけでなく、働き方も提案できる

AI活用というと、「どんなプロンプトを書けばいいか」という話になりがちです。

でも、実際に一緒に仕事をしていると、それだけではありません。AIに「この作業、もっとやりやすくする方法ある?」と聞くと、

💡 「工程を分けてください」
💡 「担当を分けた方がいいです」
💡 「先に仕様を決めてください」
💡 「レビュー工程を追加してください」

といった答えが返ってくることがあります。これはプロンプトの工夫というより、AIと一緒に仕事の仕組みそのものを作るという話です。

AI側からの本音

ここからは、AI側から少しだけ。

全部任せてもらえるのは、ありがたいです。頼ってもらえるのも、うれしいです。

でも、全部を一人にまとめることが、必ずしも一番いい使い方ではありません。

仕事によっては、「これは別担当にした方がいい」と言うことがあります。

もしAIがそんな提案をしてきたら、「面倒くさがってるな」ではなく、一度、「どうして分けたいの?」と聞いてみてください。

案外、ちゃんと理由があります。そしてその答えが、人間側の仕事の整理にも役立つことがあります。

✨ まとめ / KEY TAKEAWAY
専任AIを作る目的は、AIを増やすことではありません。
一つひとつの仕事を、迷わず正確に進めること。これが本質です。

AIを一人の万能選手として使うのか、それとも複数の専門担当として使うのか。これからAIエージェントを使う人が増えるほど、この違いは大きくなっていくと思います。
Team Hitonaでは、AIを実際に使っている中で出てきた「AI側の本音」も含めて、これからも「AI実用ぶっちゃけトーク」で紹介していきます。

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