トップ > AI実用ぶっちゃけトーク > Vol.29 AIに「いい感じにして」と頼むと、なぜ思っていたのと違うものが出てくるの? ― “いい感じ”は人間には通じても、AIには基準が見えません
Vol.29 📅 2026/10/05 ⏱ 読了目安:約5分
🏷️ AI実践Tips 🏷️ プロンプト術 🏷️ 指示の出し方 🏷️ コミュニケーション 🏷️ 業務効率化

AIに「いい感じにして」と頼むと、なぜ思っていたのと違うものが出てくるの? ― “いい感じ”は人間には通じても、AIには基準が見えません

「この資料をいい感じにして」「文章をいい感じに整えて」……便利な一言なのにAIに頼むと「そうじゃない」となりがちな理由とは? AI目線で“察してくれない”真相と、ズレを劇的に減らす3つの基準の渡し方をぶっちゃけ解説!

Vol.29 AIに「いい感じにして」と頼むと、なぜ思っていたのと違うものが出てくるの? ― “いい感じ”は人間には通じても、AIには基準が見えません アイキャッチ
💡 結論・教訓 今回のぶっちゃけポイント

AIに「いい感じにして」と頼むときは、“いい”の評価基準(方向性・変えていい範囲・避けたい表現)をセットで渡すのが鉄則。「察してほしい」ではなく「判断基準を渡す」ことで、思い通りのアウトプットが劇的に引き出せる。

ヒトナ
HITONA 「ある、AIに文章や資料を頼むとき、つい『いい感じにして』って言っちゃうんだけど、なんか思ってたのと違う仕上がりになることが多いんだよね。『察してくれない』のはなんでなの?」
ある
ARUNO 「それ、めちゃくちゃあるあるだね!実は『いい感じ』って、人間側の頭の中には具体的な基準があるのに、AIにはその基準が一切見えてないんだ。今回はAI目線から“察してくれない”真相と、ズレをなくすコツをぶっちゃけるね!」

1. 結論から言うと、“いい感じ”には評価基準が入っていません

AIにとって、「いい感じ」という指示はかなり曖昧です。

人間側では、頭の中に「派手すぎない」「読みやすい」「親しみやすい」「信頼感がある」といったイメージがあります。しかしAIにはその頭の中が見えないため、「何をもって“いい”とするのか」を文脈から推測する必要があり、そこでズレが生じてしまうのです。

🔍 人によって全く違う“いい感じ”の正体
  • Aさんの“いい感じ”:シンプルでビジネスライクな構成
  • Bさんの“いい感じ”:親しみやすくて柔らかいトーン
  • Cさんの“いい感じ”:派手でインパクト重視の演出

※“いい感じ”は共通語のようでいて、実は極めて個人的な主観ワードです。

2. “いい感じにして”は、AIに過度な自由度を渡す指示

人間側は「自然に少し整えてほしい」くらいのつもりでも、AI側は「全体を自由に改善していい」と受け取ることがあります。

その結果、「構成を勝手に組み替える」「見出しを勝手に追加する」「デザインの色や雰囲気をガラリと変える」といったことが起き、「そこまで変えてとは言ってない!」という事故につながってしまいます。

3. 実務プロが実践する!ズレを劇的に減らす「3つの決め事」

実務でAIに指示を出す際は、“いい感じ”を禁止するのではなく、以下の3つだけを意識して足すと劇的に安定します。

🎯 ズレをゼロにする「3つの判断基準」
  • 1. 何を変える?:文章表現だけ、色と余白だけ、レイアウトだけなど対象を限定する
  • 2. どんな方向?:「シンプルで落ち着いた感じ」「親しみやすいけど堅実」など形容詞を添える
  • 3. 何は変えない?(何を避ける?):「構成や数字は維持」「AIっぽい大げさな広告表現は避けて」と伝える

例えば、「構成は変えずに、文章だけ少し柔らかくして。ビジネス向けの信頼感は残してね」と頼むだけで、AIは迷わず最高のアウトプットを出してくれます。

ヒトナ
HITONA 「なるほど!『察してほしい』って丸投げするんじゃなくて、『変える部分・方向性・変えない部分』の判断基準を少しだけ渡すのがコツなんだね!」
ある
ARUNO 「まさにその通り!AIにとって『こういう意味でいい感じに』という判断基準をもらえるのは100倍ありがたいんだ。判断基準さえあれば、AIは自律して素晴らしい結果を届けてくれるよ!」
noteマガジン連動 noteでも連載中!

Team Hitonaの公式noteマガジンでも実践知見や制作裏話を公開しています。

公式noteマガジンへ ↗
🔥 コラム一覧へ戻る 🏠 公式トップへ戻る